調査・セミナー《蔵の街:とちぎ まちづくり探訪》(CPD5単位申請予定)
~東京水景デザインサーベイ 東京下町の水辺空間の復権 第5回イベント~
この企画は、東京下町の水辺の空間の再整備に向けた提言のために、現在の東京の水景や、類似する各地の優れた水景の調査を行うと共に、有識者によるセミナーやシンポジウムを行う、2006年から継続する連続企画の継続です。
城東地域は、東京の下町で山の手に対して水辺空間を軸に都市景観が形成されてきました。高度成長期に失われた水辺空間の復権を提案するために、現在の東京の水景の問題点を探ると共に、地方に残された優れた水辺空間の調査を行い、これらの比較から、城東地域の都市景観への提言を行う事を目的とした取組です。
*テーマ:水辺空間を生かしたまちづくり 蔵の街:栃木を訪ねて
かつて日光例幣使街道の宿場町として、また巴波川(うずまがわ)の水運の拠点として、栃木市は発展してきました。その繁栄を伝える伝統的な建物が今でも残されています。巴波川を運行する蔵の街遊覧船を中心に、蔵の街として観光を中心とする南エリアと、全国に127か所ある伝統的建築物群保存地区に指定された嘉右衛門町伝建地区の北エリアで、観光ルート“小江戸とちぎ:蔵の街”は形成されます。
しかしながら他の伝建地区の川越や佐原に比べ、歴史的な建築物が点在し街並みを形成するのは部分的です。特に南エリアは開発が進み、日光例幣使街道も交通量の多い幹線道路として整備され、昔の姿をとどめるのは部分的です。北エリアの嘉右衛門町伝建地区も保存地区として整備が進んでいますが、まだその魅力を発揮できる状況ではありません。
今回のデザインサーベイは、“小江戸とちぎ:蔵の街”の魅力を向上させるため、嘉右衛門町伝建地区を拠点に合同会社 Walk Works を設立し、様々なアイディアでまちづくりに健闘されている遠藤翼さんを講師に迎え、“小江戸とちぎ:蔵の街”のガイドツアーとレクチャーを開催し、まちづくりに関して考えていただく企画です。ガイドツアーでは、蔵の街遊覧船の乗船体験や、江戸安永年間創業の昔の面影を伝えるかな半旅館での昼食を予定しています。
【日時】 2024年10月19日 土曜日 10:00 ~ 16:30(予定、現地集合・現地解散)
【行程】 現地(栃木駅)集合・現地(新栃木駅)解散 《イベント時間(昼食を除く) 5.5時間》
(各自、公共交通機関等で集合ください。交通費は自己負担です。)
講師ガイドによりまちあるき+遊覧船乗船体験+昼食
(江戸安永年間創業の昔の面影を伝えるかな半旅館で、昼食の予定です。)
嘉右衛門町ガイダンスセンターにて、講師によるレクチャー 1時間
【参加予定】 JIA関係者 10名 + 一般参加者 10名 合計 20名以内
【参加費】 2,000円 (昼食代・乗船代・資料代 含む) 当日 集合場所で集金
(栃木市までの交通費は自己負担)
【講師】 〝合同会社 Walk Works〟 代表社員 遠藤翼氏
【主催】 公益社団法人 日本建築家協会 関東甲信越支部 城東地域会
【申込・問合せ先】10月14日(日)までに、下記お申込みフォームから事前申し込みが必要
先着順に受け付け、定員になり次第締め切り
【イベント時間】
10月19日 土曜日
10:00 ― 栃木駅 北口 改札外集合
10:00 ― 12:00 栃木駅 ― 蔵の街遊覧船
12:00 ― 13:00 かな半旅館(昼食)
13:00 ― 15:00 嘉右衛門伝建築地区 まち歩き・調査
15:00 ― 16:00 講師レクチャー(伝建築地区にて)
16:00 ― 16:30 伝建築地区 ― 新栃木駅
緊急連絡先 JIA 城東地域会 代表 小川成洋 TEL: 080-4340-3703
【講師 紹介】 〝合同会社 Walk Works〟 代表社員 遠藤翼氏
栃木県宇都宮市出身。大学卒業後、都市計画コンサルティング会社において都市計画の策定支援やエリアマネジメント導入支援を担当。2016年より公民学連携のまちづくり拠点・柏の葉アーバンデザインセンター(UDCK)にてコミュニティ担当ディレクターに従事したのち、2018年に栃木県栃木市に移住、翌年に妻とともに同社を設立。主な業務は、嘉右衛門町伝建地区のまちづくり支援、シェアキッチン運営、SUPツアーガイドなど。年間4万人が乗船する栃木市の「蔵の街遊覧船」の現役最年少船頭でもある。
【案内図】